台風情報は気象庁と米軍の良いとこどりをしているぞ! [気象庁と米軍]
台風情報は気象庁が発表するものに馴染みが深いと思いますが、
米軍が発表する台風情報も精度が高く、参考にしてる人は実は多いです。
テレビでよく見る天気予報は、お抱えの気象予報士が独自に
予報を立てていますよね?
気象予報士も天気予報が外れたら死活問題なので、
とくかく様々な所から判断材料を見つけては参考にしています。
参考とする情報の優先順位としては気象庁が発表する予報を第一としてますが、
これだけでは材料不足なので別のところも探すわけです。
その中でもよく参考にされている情報が米軍が発表している米軍台風情報です。
米軍合同台風警報センター『Joint Typhoon Warning Center (JTWC)』
というサイトが一般公開されてますのでここから情報を仕入れてます。
天気に関わるプロの人達も見てるサイトです。
このサイト、ハワイにある米国海軍が発表している台風情報で、
台風の進路予想と風速18m/s以上の暴風域となる範囲を予想してくれます。
6時間ごとに最大風速や最大瞬間風速、波の最大高まで予測してます。
米軍が自国の船舶、航空機、そして兵士を台風から守るために
独自に発表している情報なので信頼できると言えると思いますよ。
アメリカ政府の情報収集力は世界最強ですもんね。。
で、米軍合同台風警報センター(JTWC)では
どのような予想をしているのかというと、
米軍の拠点がある国(日本も含む)が発表する気象情報に、
(日本でいえば気象庁が発表する情報ですね)
アメリカ政府機関、米軍が保有している人工衛星から観測した情報を加えて
気象予報を算出しています。
台風の強さを示す基準も米国基準を採用してるので
日本の気象庁が算出する数字と同じであっても解釈が違ったりすることがあります。
米軍台風情報の見方についてはこちらで説明してみましたのでどうぞ。
⇒米軍台風情報の見方をお伝えします
スポンサーリンク
では、気象庁が発表する台風情報と米軍台風情報との違いを挙げてみました。
「進路予想図」
気象庁:3日先まで予想
米軍:5日先まで予想
アメリカの方が2日先まで予報を出してくれるのも人気の一つです。
気象庁も5日先までの予報を一応出してますが、
4日目、5日目の予報には最大風速や最大瞬間風速、中心気圧などの
台風の強さが分かるデータは公表してくれません。
「更新時間」
気象庁:3時間ごと
米軍 :6時間ごと
米軍は世界各国に拠点があるので忙しいんですかね。
「最大風速の算出値」
気象庁<米軍
殆どのケースで米軍が発表する最大風速の方が大きな値になってます。
その理由は平均風速の扱い方に違いがあることにあります。
気象庁が採用している基準は10分平均。
米軍が採用している基準は1分平均。
例えば14時の風速を10分平均でもって算出すると、
13時50分~14時までの10分間の平均値が14時の風速となります。
1分平均でもって算出すると、
13時59分~14時までの1分間の平均値が14時の風速となります。
なので1分平均で風速を算出する米軍の方がどうしても値が大きくなります。
10分平均風速は1分平均風速の0.9倍ほど小さくなるという統計もあります。
米軍台風情報で最大風速を見る時は1割減くらいで良いのかもしれません。
「中心気圧(ヘクトパスカル)」
気象庁:測定して重視する。
米軍:測定しない。判断材料にもしない。
これが最大の違いでしょうか。
米軍台風情報では最大風速のみを発表してます。
その理由は、もう中心気圧を測定する必要がなくなったから、
ということのようです。
気象衛星の進歩で今まではぶ厚い雲の下に隠れて見えなかった
波の状態を詳しく測定できるようになって、
波の荒れ具合から台風の風速を予測することが容易くなったのが理由です。
アメリカの気象衛星おそるべしですね。
日本はそんなハイテクな衛星は持っていませんが、
中心気圧から精度の高い最大風速を導き出す技術があります。
というより、中心気圧と最大風速が関連する膨大な量のデータを
過去から持っています。
連続したデータなので正確性も高いです。
今年の台風○○号は過去○○年の台風△△号と似ているな、
などと予測するのが気象庁のやり方です。
ですので台風の強さを中心気圧から算出するやり方の方が
日本では定着しているのですね。
スポンサーリンク
以上を踏まえると、昨今の台風予測事情は
日本の長年培った職人技とアメリカのハイテク衛星がブレンドされた
とても精度の高い予報になっているはず、
だと思いたいです。笑
米軍が発表する台風情報も精度が高く、参考にしてる人は実は多いです。
テレビでよく見る天気予報は、お抱えの気象予報士が独自に
予報を立てていますよね?
気象予報士も天気予報が外れたら死活問題なので、
とくかく様々な所から判断材料を見つけては参考にしています。
参考とする情報の優先順位としては気象庁が発表する予報を第一としてますが、
これだけでは材料不足なので別のところも探すわけです。
その中でもよく参考にされている情報が米軍が発表している米軍台風情報です。
米軍合同台風警報センター『Joint Typhoon Warning Center (JTWC)』
というサイトが一般公開されてますのでここから情報を仕入れてます。
天気に関わるプロの人達も見てるサイトです。
このサイト、ハワイにある米国海軍が発表している台風情報で、
台風の進路予想と風速18m/s以上の暴風域となる範囲を予想してくれます。
6時間ごとに最大風速や最大瞬間風速、波の最大高まで予測してます。
米軍が自国の船舶、航空機、そして兵士を台風から守るために
独自に発表している情報なので信頼できると言えると思いますよ。
アメリカ政府の情報収集力は世界最強ですもんね。。
で、米軍合同台風警報センター(JTWC)では
どのような予想をしているのかというと、
米軍の拠点がある国(日本も含む)が発表する気象情報に、
(日本でいえば気象庁が発表する情報ですね)
アメリカ政府機関、米軍が保有している人工衛星から観測した情報を加えて
気象予報を算出しています。
台風の強さを示す基準も米国基準を採用してるので
日本の気象庁が算出する数字と同じであっても解釈が違ったりすることがあります。
米軍台風情報の見方についてはこちらで説明してみましたのでどうぞ。
⇒米軍台風情報の見方をお伝えします
スポンサーリンク
では、気象庁が発表する台風情報と米軍台風情報との違いを挙げてみました。
「進路予想図」
気象庁:3日先まで予想
米軍:5日先まで予想
アメリカの方が2日先まで予報を出してくれるのも人気の一つです。
気象庁も5日先までの予報を一応出してますが、
4日目、5日目の予報には最大風速や最大瞬間風速、中心気圧などの
台風の強さが分かるデータは公表してくれません。
「更新時間」
気象庁:3時間ごと
米軍 :6時間ごと
米軍は世界各国に拠点があるので忙しいんですかね。
「最大風速の算出値」
気象庁<米軍
殆どのケースで米軍が発表する最大風速の方が大きな値になってます。
その理由は平均風速の扱い方に違いがあることにあります。
気象庁が採用している基準は10分平均。
米軍が採用している基準は1分平均。
例えば14時の風速を10分平均でもって算出すると、
13時50分~14時までの10分間の平均値が14時の風速となります。
1分平均でもって算出すると、
13時59分~14時までの1分間の平均値が14時の風速となります。
なので1分平均で風速を算出する米軍の方がどうしても値が大きくなります。
10分平均風速は1分平均風速の0.9倍ほど小さくなるという統計もあります。
米軍台風情報で最大風速を見る時は1割減くらいで良いのかもしれません。
「中心気圧(ヘクトパスカル)」
気象庁:測定して重視する。
米軍:測定しない。判断材料にもしない。
これが最大の違いでしょうか。
米軍台風情報では最大風速のみを発表してます。
その理由は、もう中心気圧を測定する必要がなくなったから、
ということのようです。
気象衛星の進歩で今まではぶ厚い雲の下に隠れて見えなかった
波の状態を詳しく測定できるようになって、
波の荒れ具合から台風の風速を予測することが容易くなったのが理由です。
アメリカの気象衛星おそるべしですね。
日本はそんなハイテクな衛星は持っていませんが、
中心気圧から精度の高い最大風速を導き出す技術があります。
というより、中心気圧と最大風速が関連する膨大な量のデータを
過去から持っています。
連続したデータなので正確性も高いです。
今年の台風○○号は過去○○年の台風△△号と似ているな、
などと予測するのが気象庁のやり方です。
ですので台風の強さを中心気圧から算出するやり方の方が
日本では定着しているのですね。
スポンサーリンク
以上を踏まえると、昨今の台風予測事情は
日本の長年培った職人技とアメリカのハイテク衛星がブレンドされた
とても精度の高い予報になっているはず、
だと思いたいです。笑
タグ:米軍台風情報